作業の流れ

iTOMEを使った翻訳の流れは大きく分けて以下の通りです。

 

1.原文の加工

2.用語の一括置換

3.訳出作業

4.訳文ファイルの作成

 

以下にその詳細を説明します。

 

 

【概念図】作業の流れ (クリックで拡大します)

1.原文の加工

Wordファイルの中身を秀丸エディタに移す作業です。

 

1-1. Wordファイル内の、秀丸エディタでは化けてしまう文字(半角特殊文字)、無効となってしまう書式(上付き/下付き、下線、等)を秀丸エディタ上でも表示可能となるように加工して、テキストファイルに貼り付けます(Wordマクロ使用)

 

ここで作成されるテキストファイルは、ファイル名の先頭に[Src]という文字列が自動的に付けられます。このファイルは以下、原文ファイル、又は、Srcファイルと呼びます。

 

1-2.  次に原文の各段落を、文章毎に改行して、訳出作業用のファイルを作成します(秀丸マクロ使用)

訳出作業用のファイルは、ファイル名の先頭に[Trg]という文字列が自動的に付けられます。

このファイルを以下、訳文ファイル、又は、Trgファイルと呼びます。

2.用語の一括置換

作成された訳文ファイル(Trgファイル)内の用語を置換します。

 

各用語を一つずつ置換しても良いし、複数の用語をリスト化した用語集ファイルを使って、複数の用語を一度で置換してもいいです。

用語集の形式

用語集ファイルは、原文の用語と対応する訳語が、タブ(TAB)文字で区切られてリストにしたものです。例えば、日本語⇒英語の翻訳の場合、使用する用語集の形式は、

 

日本語(TAB)英語

 

となっています。

 

用語集サンプル(クリックで拡大します)

【重要1】用語集ファイルの注意点!!

現在、用語集を使った一括置換のマクロは、正規表現(ワイルドカードのようなもの)が有効になっています。文字列に以下のような文字が含まれているとエラーになったり、置換結果の不良につながりますので、ご注意ください。次のバージョンでは切り替えれるように改造します。

原文側 {[(.+?-^!|*$)]}
訳語側
\n \t \1 \2 \3

【重要2】文字コード

用語集ファイルの文字コード(フォントではありません)が、Shift-JIS以外の場合、上述の正規表現が含まれていなくてもエラーになったり何も置換されないということが有ります。

 

【文字コードの確認・変更方法】

メニューの[ファイル(F)]-[エンコードの種類(D)]で確認、変更することができます。

下図を参照してください。(クリックで拡大します)

もし、文字コードがShift-JIS以外になっている場合は、『日本語(Shift-JIS)』を選択します(上図参照)。

 

左図のようなメッセージボックスが表示されます。

 

内容を維持したまま適用(K)』(赤枠)をクリックします。

 

3.訳出作業

各種マクロを使いながら翻訳をしていきます。

 

必要に応じて、マクロを使ってTrgファイルとSrcファイルとが統合された対訳ファイル(下記参照)を作成することも可能です。

 

対訳ファイルの形式

対訳ファイルには、ファイル名の先頭に【対訳】という文字列が自動的に付けられます。

 

--/H』という区切り文字の間に、原文が一行訳文が一行という形になっています。

ここで言う一行とは、行頭から改行までのことです。画面の右端で折り返されて見た目に2行以上あっても、改行が一つだけなら一行と数えます(下図参照)。

 

【対訳ファイルのサンプル】(クリックで拡大します)

 

--/H』と『--/H』との間の行数が3行以上(改行の数が3つ以上)、或いは、2行未満(改行の数が2個未満)の場合は、【対訳】ファイルを[Src]ファイルと[Trg]ファイルに分割したり、訳文抽出したり出来なくなります。

 

形式違反の例を以下に示します。(下図全てクリックで拡大します)

 

●形式違反1:--/H』と『--/H』との間の行数が3行以上(改行の数が3つ以上)

 

●形式違反2:--/H』と『--/H』との間の行数が2行未満(改行の数が2個未満)

 

●形式違反3:--/H』の区切り文字が一部欠落している。

4.訳文ファイルの作成

翻訳が終了すれば、訳文ファイルを作成します。

訳文ファイルには、ファイル名の先頭に(訳文)という文字列が自動的に付けられます。

 

訳文ファイルでは、原文加工の時に文章毎に改行された段落が元の段落構成に復元されています。

 

またこの訳文ファイルは、テキストファイル、或いは、Wordファイルのどちらかで生成することが出来ます。

コードを入力してください。:

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